場所:桐生中央公民館 - ホール
日時:2007年3月25日(日)
開演:10時05分
| 時間 | 高校名 | 演目 | 作 | 演出 |
|---|---|---|---|---|
| 10:10〜 | 桐生南 | ドアと窓は紙一重 | くりれな(れな) | − |
| 11:15〜 | 桐生南 | みんなさいたま | 原案・桐南演劇部/作・青山一也 | − |
| 13:00〜 | 桐生 | 女子かお前ら | キリ子 | − |
| 14:20〜 | 桐商 | HOSTの品格 | 桐生商業演劇部 | − |
| 15:20〜 | 桐一 | 銀河鉄道の夜 | 宮沢賢治 | − |
| 16:50〜 | 桐西 | Jewelry Box | (表記なし) | 2-4 36番 |
作:くりれな
ほとんどみられなかったので写真だけ。1年生2人による演劇だそうです。この1年生二人は次の演劇では裏方ですが、なんかこうすっぱり割れてると邪推したくもなったりならなかったり。
発声などは比較的できていて、やる気も感じられましたので、今後の活躍に期待します。
青山先生が出演していたようですので、惜しいことしたなと思ったり。
原案:桐南演劇部 作:青山一也
交通事故で記憶喪失の少女がお金を渡す相手である「さいたまき(斎田)」を名乗る人物が病室に次々と現れるというストーリー。いやこういう(ばかばかしい)のを思いつく発想力はすごいなぁーと素直に感心(純粋に褒めてるんですよ)。
劇の方ですが、歴代卒業生まで登場するなんでもありな演劇でした。はっちゃけてたのかな。歴代の演出(舞監?)をやってた女子の方(通勤電車〜の小学生まき役)の声が懐かしく感じたりもしました。いい声してると思うなぁ〜(声に特徴があるのは役者としてそれだけで特ですね)。みんなよく声が聞こえるようになって成長したなぁーとか、衣装とかも見覚えのあるものばかりだなぁーという、ちょっとカルト(?)な楽しみ方をしてました。
美味しいところを全部卒業生が持っていったような気もしなくはないですが(個性負け?)、そういう意味で楽しめました。オールスターズまたやってください。
作:キリ子
心の中の天使と悪魔が誘惑の誘いを〜っていうお話(1枚目写真左右)。かと思えば、キューピッド(2枚目)まで出てきちゃって……という。
天使がやたら口が悪くて場当たり的、悪魔がいうことはつよいかもしれないけどその裏には優しいという「逆じゃないかなぁ〜?」という感じでした。どうせなら狙ってやったらよかったのに。天使も悪魔もキューピッドもみんな早口で、もう少し落ち着いて話すとグっと臨場感が増しますから気を付けてください。ゆっくりはっきり話せば、声を大きくしなくても台詞は聞こえますから。
また再現シーンで台詞をスピーカーから出すのですがボリューム大きすぎです。照明のトーンを若干変えて普通に舞台上で話した方がいいと思いますよ。
作:桐生商業演劇部
ホストの話です。ホストにボーナスで1000万円とかなんというか……まあリアリティは求めまい(ホストは基本的に成果主義ですので、そういう場当たり的なボーナスは……)。
暗転がやたら多かったですね20回ぐらいでしょうか。たぶんホストのかっこいい部分がやりたかったのでしょうし、それはよくわかったのですが、それだったらもう少し見せ方にこだわった方が良いと思います。どう見せたら格好よく見えるのか、ということです。お客の立場に立って演劇として見たときに(ここが最重要)。
気になったポイントを2点だけ。ホストを女子が演じているのですが、男の動作というのはもっと大雑把でザツなものです。極端な事を言えば、服やメイク、声なんてものは二次的なもので、比較的大きなモーションで、ザツかつ大げさに体を動かせば女子でも男に見えます(ただし不自然にならない程度に。当たり前ですが演劇で男が女性役を演じるときは逆になります)。ましてホストとしての格好良さを見せたいのだったら、その動作に加えてキビキビっとして動作のキレ(動きと停止をきっちり交互に繰り返すこと)を出さなければなりません。
もう1つ。立ち位置です。写真2枚目はまさに、ホストとお客という構図なんですが1つ大きな間違えがあります。お客とホストの距離がありすぎです。あれでは普通に話してる見ず知らずの人たち(友達でもない)なんです。距離です。カップルが自然と寄り添うように、親しい間柄は身体と身体の距離を縮めるのです。ホストってのは、そういう男との親しさを楽しむものなんですから。
作:宮沢賢治
本音を言うと今回の桐生地区の公演では、一番期待していきました。去年の朗読劇などで魅せた桐一が、有名な(でもみたことない)銀鉄をどう演じるのかなとワクワクしながら幕が上がりました。部員数(?)も多く、よい意味でも悪い意味でも桐一だなぁという感想です。
えっと、どこから話しましょうか。まずBGM(SE)。大きいです。もう気持ちボリューム(フェーダー)を下げてください(1.5〜3dBぐらい)。使っているBGMの大半はサンプラーのようでしたが、そのサンプラーの音がほとんど全部音割れ(クリップ)してるのでひどい音に……。デジタル系の録音機は音割れしたときにとんでもなく音がくずれるので、(デジタル)サンプラーを使うときは絶対に音割れしないレベルで録音してください。これは絶対(何がなんでも)守る事項です。この音周りの不具合が、舞台を半分破壊していて勿体なくて仕方なかったです。
青を基調とした照明の演出は相変わらず頑張っていて、その辺は桐一っぽい(というよりは演出をしている方なんでしょうが)なぁーと思いました。若干ミスが気にはなりましたけどまあ良いのでしょう。ただ、客席で演じるシーンが1ヶ所あったのですが、どうしてピンスポ(など)を利用しなかったのか大変理解に苦しみます(暗くて何やってるかよく見えないのです)。
子供達が集団で「ジョバンニ」をからかうシーンとか、非常に臨場感があって大変よかったです。ここいう、数で動かす見せ方はよく出来ていました。ただ最初のシーンでは折角なら先生を手前にして、子供達(役)の顔を見せるようにした方が良かったのではないかと思います。あれだけでているのに顔出さないのは見ている方として残念です。
全体に相変わらず芸術志向の演劇で、60分以上かな長丁場よく演じられていたと思います。でも残念なことにラストシーンがほとんど記憶にありません。寝ていたわけではないですよ。印象が薄かったんです。桐一演劇の一番悪いところなんですが「こう見せたい」「こう見せたい」ばかりが先行して、観客の立場立ったとき「どう見えるか」「どう映るか」という思考がすっぽりないのです。かなりキツい言い方になってしまいますが、そういうのを表現の分野では自己満足といいます。
県大会ぐらい突破出来る技術も能力も持っているのですから、観客視線ということをもっともっと丁寧に考えて作ってほしいと思います。今年は県大会でお会い(観劇)したいので、がんばってください。
作:(表記なし) 演出:2-4 36番(部長)
パンドラの箱をモチーフにした、おばあさんが持っている箱を狙う娘と、その少女を脅して操る男の話。
ベタベタな構成ではありますが、こういう話作りは好きですしまあ良かったと思います。好きですよ。1つ勿体なかったのは娘の履いていたブーツの金具が、歩くたびにチャリチャリ鳴って気になって気になってしょうがなかったので、あれだけはどうにかしてほしかったです。舞台を見てる気がそがれます。
あと、あまり関係ないですが聖剣伝説2のBGMが多用されていて、BGMがかかると舞台よりも聖剣伝説2のシーンを思い出してしまいました。これは有名な(よく知られた)曲をBGMとして使うときの弊害ですので、今回は気にするほどではないですが、今後のためには覚えておく方が良いと思います。
普通に1日楽しく観劇出来ました。ものすごく会場でまたされることもなく、ものすごくどうしょうもない演劇が上演されることもなく。桐生では初めてではないかなぁ。大変よかったです。
コンクールもよいですが、去年10月頃からコンクールばかり立て続けに観ていたので、こういう地区公演の良さをあらためし知った感じになりました。演じる側も自由に出来るみたいですし、観る側としても気楽で良いです。上演された各校のみなさん、おつかれさまでした。確実にみんな上手くなってますから、その辺は自信もっていいですよ。