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いつも最初に登校する白子が駐輪場に行くと、そこには見知らぬ同級生の姿があった。
調べてみると高校演劇用にプロが書き下ろした台本のようです。なるほど、難しそうだ……。
「解釈」や「演出」がすこし足りなかったんじゃないかなという感じがしてしまいます。二人の関係性と、二人それぞれの心境の変化がきちんと表現されるとこの舞台は完成されと思うのですが、現状ですと全体的に散漫にな印象が拭えません。
おとめの性格以外に、具体的にどうのと述べるのが難しいのだけども、もっともっと態度から二人の関係性が見えてほしかったかな。
とはいえ、会話により観客を惹きつけていて、笑いもとれていて、楽しめる舞台でした。
ある日、呼び出された教室に行ってみたら、突然「一緒に漫才をやってください」とお願いされた。次の文化祭で上映のためがんばる希(のぞみ)と薫(かおる)。女子高生4人の物語。
舞台上で漫才とするということが無茶苦茶難しいことで*1、それをきちんと乗り越えられていたのかな? その一番難しい部分をきちんと配慮できていたのかな? と考えると少し疑問が残ります。配慮不足は全体に感じますが、特にM1の出囃子を使ったシーンは、この舞台の肝であり、直前のシーンを引きずって「無茶苦茶漫才をやりにくい中でそれでも漫才を行う」というとても難しくそれでいて「最も大切なシーン」でもあるのに、M1の出囃子とその音がもつ破壊力でそれらをすべてぶっ壊した判断は、はたして本当に良かったのでしょうか? 見守る二人で温かく拍手をするぐらいでよかったのではないか? と思えてなりません。
これだけ実力があるなら「もう一段上の舞台(や演技)を作ることもできたんじゃないの?」と感じる部分がありますが、全体的には面白かったし、笑いも誘えていたと思います。