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このサイトでは主に群馬県の高校演劇の感想を掲載しています。

感想は上演校の生徒に向けて書いたものですが、どの高校の上演にも同じような感想を抱くことがあります。というのも、どの学校もある程度似通った特徴や問題を持っているからです。「私の高校じゃないから関係ないや」ではなく、他のものも色々読んでみてほしいなと思っています。何かしら得るものはある……といいな。

感想はどれも真剣に書いています。文面が辛辣に(辛口に)感じられるかも知れませんが貶したいわけでも責めてるわけでも、ましてや揚げ足を取りたいわけでもありません。「この上演がより良くなるためにはどうしたら良いだろうか?」と悩みながら書いています。

それでも、そんな個人の感想が正しくないのはよくあることです。

様々な感想をどう取捨選択し、そこから何を見出すのか。それが例え講評であっても納得できなければ「コイツ、私たちの公演を何も理解してない」と思って問題ないのです。そのような検討材料のひとつになれたらよいと願っています。

表現と感想のポリシー

まず表現は自由です(悪意がなければ)。何を表現しても、どうやって表現しても、それは表現者の自由です。だから、みなさんが上演した演劇は誰からも文句を言われるものではありません。しかし、もうひとつ大切なことがあります。表現を観たものには、表現に自由があるのと全く同じように、(その表現から)感じたことを自由に述べる権利があります。なぜなら、感想を述べることも表現に他ならないからです。これが、表現者と受け手の大原則です。

そうはいっても(高校教育の中における)高校演劇という側面もあり、そこは感想を書く上でも大変に気を遣うことです。

けれども、みなさんが関わっている『表現』という世界は、『表現の自由』と『感想の自由』(批評の自由)よって支えられた世界、その2つがあって初めて成り立つ世界であるということだけは忘れてほしくない。表現はどこにでもあります。テレビも漫画も小説もアニメも音楽もみんな表現です。それどころか、人前で話をすことも、面接で答えることも、サイトを作ることも、ツイッターやSNSでつぶやくこともみんな表現なのです。

感想が時に厳しくなってしまうのは、そういう表現の世界に居るのだということを片鱗でいいから感じてほしいという想いもあります。なかなかシビアな世界ではありますが、演劇やその感想を通してよい練習になるのではないかと思っています。