県立伊勢崎高校「にこにゃん2のための覚え書き」
- 作:小野里康則(顧問創作)
- 演出:狩野有輝
※にこにゃんちゅうは去年の上演題目
※にこにゃんちゅうは去年の上演題目
日本の伝統芸能「にこにゃんちゅう」という勝負のチャンピョン(クイーン)の決定戦が行われていた。
幕があがりホリだけの何もない舞台。そこで行われる「にこにゃんちゅう」という謎の競技。
講評でもルールがよく分からないと言われてましたが、要するに「あっち向いてホイ」のようです。
あっちむいてホイ | にこちゃんちゅう |
---|---|
パー | にこ(女の子) |
グー | にゃん(猫) |
チョキ | ちゅう(ネズミ) |
じゃんけんに勝った後の「天井」「ルンバ」とかは逃げる場所=向く方向で一致したら負け。理解するのに結構時間かかったんで、何やってるんだろう?感はありましたが、見てて恥ずかしくなる*1謎の競技を真剣にやっているのは純粋にすごいと思います。
キーマンとして未来が見える薬をセールスマンが売りに来て、その中で旗揚げゲームをします。10連敗してしまうわけですが、普通最初にトリックを疑わないのかなというのが疑問でした。
TV収録シーンでADがカンペを出すみたいな演出必要だったのかな。位置的にも視界に入らないし、もうひと工夫するか、もしくは要らなかったんじゃないかと感じました。
劇全体「なんだったんだろう」というキツネにつままれた感がありますが、力いっぱいやりきったみたいパワーと情熱は十分に感じましたし、この手の劇にありがちな「もはや見ていられない……」とはならず、ちゃんと最後までみせたことを素敵だと思います。