2014年度 群馬県大会
- 場所:安中市文化センター
- 日時:2014年11月8日(土)、9日(日)
- 審査員(敬称略)
- 古山あゆみ(日本工学院専門学校講師・俳優)
- 引場 道太(新潟県立新潟工業高校)
- 岩野 守良(前橋東高校演劇部顧問)
- 最優秀賞
- 優秀賞
- 創作脚本賞
今年は事前にパンフレットすら読まずに上演を見ていたのですが、観ていて「これ演出されてないな」と思った舞台は必ず演出不在でした(○○部演出含む)。県大会のレベルの高さは例年書いていることですが、演出をきちんとしない限り県大会は突破できないと思います。
……といいつつ、優秀賞の高崎商科大学付属「雰囲気のある死体」は演出不在だったのですが。観ていて明らかな演出配慮不足を感じたので入賞するとは思っていましせんでした。台本選びの面白さが評価されて、完成度は高くとも有名台本だったので新田暁あたりは上位大会に行けなかったのかなという感想を持ちました(もちろんそれだけではないけども)。有名台本で県大会突破はハードル高いのかもしれませんね。
2013年11月12日 記
前橋南の上演は、完成度はもとより、舞台設定で他と明らかに違うのもポイントだったのかもしれません。明らかに印象に残ってますから。ですが、安易に歴史物や突飛なものに走るのはあまりオススメはしません。純粋に演技・演出力勝負になっているのは別に悪いことではないし、台本をきちんと読みこなし、しっかりと解釈して、それを演出することは難しいけども、それこそ一番大切になことだと個人的には感じています。それに演じてみたいものを演じるのが一番です。
ひとつ感じたことは「県大会に行くつもりで芝居を作らないで、初めから全国大会に行くつもりで芝居を作ってみたらどうかな」ということです。芝居を作りながらふと立ち止まって考えるのです。「この上演ではたして全国に行けるだろうか?」と。
全国が想像つかないなら関東大会でも打倒「前橋南」でも構いませんが、どの学校も実力をかなり付けてきているので、更に上を目指しそのためには何が必要かと考えることも大切なんじゃないかなと思いました。個別具体的にどこをどうするとかいうことも大事ではありますが、その一方で更に上を行く演技・演出をするにはどうしたら良いのか、というような思考も大切ような気もします。
関東大会は観劇に行く予定ですので上演、そして運営も頑張ってください。上演されたすべての学校におつかれさま、そしてありかとうございました。楽しかった。
2012年11月13日 記