まとめ感想 - 2005年度 関東大会

受賞コメントが審査員(青木氏)から説明がありました。

県名高校名演目
最優秀賞 埼玉 秩父農工科学高校 「サバス・2」
【受賞の理由】なんでこんなに装置と役者がJointするのかなという印象の演劇でワクワクした。それが裏切りなのかもしれないけど、どうなっているのだろうと感じた。ラストについてはもう1捻りほひいところで、そこは未成熟に感じた。
優秀賞
創作脚本賞
埼玉 筑波大坂戸高校 「絶対矛盾的緑望論序説
 ~ようこそグリーンマンパラダイス~」
【受賞の理由】好きな作品で完成度が高いが、その一方で裏切りがなく隙がない。お客をよく引き込んだものの、隙間がなく観客を「えっ?」と引きつける盛り上がりがあるとよかった。
優秀賞 長野 岡谷南高校 「変身」
【受賞の理由】作品の完成度が高く美しかった。主人公の家族の想いと、それに対する主人公自身の気持ちといったもっと人間的な部分がやや描画不足だった。
優秀賞 栃木 作新学院高校 「TSUBASA」
【受賞の理由】高い完成度でしたが、脚本をもっと練り上げてもよかったんじゃないか。

順当な受賞といっうことろでした。個人的には変身がもっといいのかなと思いましたが、心理劇という面を考えてなかったので講評にて反省したりしてました。TSUBASAについては個人的には、脚本がちょっとなーというところでしたが。グリーンマンとサバス・2を比べるとやっぱり後者に軍配という感じですね。それぐらい、秩父農工科学高校の演劇としての完成度は圧倒的でした。非常に役者が立っているんですよね。

創作脚本については、顧問創作を含めてもグリーンマンが順当かなというところです。深みに迫れなかった点などはあるものの、完成度としてはこの中では一番。素早く多面的に見せた劇自体が本の評価をあげたというのもあるでしょう。