まとめ感想 - 2011年度 群馬県大会

近況でも触れましたが、太田フレックス以外は評価の別れる大会だっと思います。そういう意味で太田フレックスが最優秀賞(審査員の間で評価が分かれなかった)なのでしょうか。

感想を書き終えて改めて考えてみると、完成度なら「市立前橋(笛男)」「太田フレ(妄想RUNNING)」の順で3つ目は前橋南か新島か……悩むなという感じ。テーマ的演出なら「太田フレ(妄想RUNNING)」「伊勢崎清明(暗鬼)」で、これまた3つ目は悩むのですが、「高商大附(白犬伝)」か「富岡東(女や~めた!)」かな……。複数の審査員の異なる価値判断が混ざってるので難しいところですが、おそらく今回の審査基準はこれに近いものだと感じています。主題が観客に伝わったかが重要視されたのかも知れませんね。

今年もまた県大会のレベルが底上げされまして、基礎的な演技力ではどの高校もほぼ問題ないレベル。数年前まで声がまともに聞こえない学校もあったし、関東大会でも60分見てるのが辛くなる上演が何校かあったことを考えれば(今はどうか知りませんが)、いかにすごいことであるか。ほんの2年前まで4年連続関東大会出場をしていた新島学園が、決して実力を落としているわけでもないのに2年連続で関東大会にいけなくなってしまった事実が、如実に激戦区であることを表しているようにも感じます。

こうなると「たまたまその年の審査基準で入選を逃す」ことも起きてしまいますが、(こういう種類の作品が評価されやすいぞとか)露骨に関東出場を狙うことなく、自分たちのポリシーを貫いて精一杯上演してもらえればと感じました。

2011年11月15日 記